子どもの健診を面倒くさがらないで

上に子どもがいて一通り育児をやっていくと、下の子については「わかったふり」をしてしまう時があります。

良く言えば「余裕」なのですが、その気持ちが後に思いがけない事態に繋がることを実感してした体験です。引越して間もなく届いた役所からの「3歳児健診のお知らせ」に同封してある案内を見て、「面倒くさい」と思いました。まず場所が遠く、まだまだ土地勘も不慣れな中、公共交通機関だと乗り継ぎがあり、駅に着いてもそこそこ歩かなければならない不便な所にありました。

時間や曜日指定も数カ所からしか選べないというピンポイントであることも辛く、事前に用意しなければいけない検査もあり、動き盛りの3歳児を連れての往復を考えるだけで気が折れてしまいました。

「上の子の時には何事もなかったし、育児をしていて違和感があったこともないし、大丈夫だろう」という気の緩みがあり、この健診の強制感も今までの健診よりは和らいでいる事を良いことに、そのままにしてしまいました。

しかし、その数年後の幼稚園の視力検査でひっかかり、眼科に行かなければならなくなりました。「まだ幼くてちゃんと検査できなかったんだろう」とたかを括っていたらまさかの「弱視」。「普通は3歳児検診でひっかかる。この治療は3歳から、わかった時点で早急に開始しないと、どんどん手遅れになる」と真剣に医師から伝えられ、激しい後悔が襲いました。

幸い、遅く治療開始となりましたが何とか治療成果が出てホッとしたものの、「親の独りよがりな余裕や自己中心的な考え」で子どもの人生を左右することになる事を強く認識し、反省しました。


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